RESTORE · 女性の健康

ソウルの韓医院で受ける更年期の漢方治療

ほてり、寝汗、夜中に目が覚める。日本で漢方を飲んだことがある方にも、初めての方にも、鍼と一人ひとりに合わせた韓方薬で向き合います。

DEAR韓医院の診療室で、キム・ミンジ院長が記録を書いている様子
DEAR韓医院(ソウル・瑞草洞)の診療室で。

日本で加味逍遙散を飲んでいたけれど、ソウルに来てから続けられていない。旅行のあいだに、一度きちんと診てもらいたい。どちらの場合も、私が最初に伺うことは同じです。ほてりがいつ、どんなふうに来るのか。夜はどこで目が覚めるのか。

韓国では、漢方を「韓方(ハンバン)」と呼び、韓医師という国家資格の医師が診察から処方までを行います。考え方の土台は日本の漢方と重なるところが多く、違いが出るのは、薬のかたちと組み立て方です。

日本で飲んでいた漢方と、何が違うのか

日本産科婦人科学会は、更年期障害に処方される主な漢方薬として、当帰芍薬散・加味逍遙散・桂枝茯苓丸の三つを挙げています。日本の健康保険では、148種類の医療用エキス製剤と187種類の生薬が使えます。エキス製剤は、決まった配合の生薬を煎じた成分を、顆粒などにしたものです。

DEARの韓方薬は、決まった処方を顆粒で出すのではなく、生薬を一人ずつ組み合わせ、院内で煎じて一回分ずつパウチに詰めます。

DEAR韓医院のカードと、数種類の乾燥した生薬
生薬は韓国産の規格品を使い、院内で煎じます。

組み合わせを変えられることが、更年期では意味を持ちます。ほてり、眠り、動悸や気分のどれが前に出るかは人によって違い、同じ方でも時期によって変わることがあります。約15日ごとに処方を見直すのは、その変化に生薬を合わせるためです。

日本で飲んでいた漢方がある方は、薬の名前と、どのくらい飲んで、何が楽になり何が変わらなかったかを教えてください。お薬手帳があれば、そのままお持ちください。私にとって、体質を読む大事な手がかりになります。

初診の流れと、かかる時間

金曜日は韓方薬を煎じていません。週末に帰国される方は、木曜日までの来院をおすすめします。

通訳なしで話せること

更年期の相談には、月経の変化、夜の汗、気持ちの落ち込みなど、人を介しては話しにくいことが多く含まれます。言葉を選びながら通訳に伝えるうちに、いちばん大事な細部が落ちてしまうこともあります。

DEARでは、初診から再診まで、私が日本語で直接お話を伺い、診察し、鍼を打ちます。途中で担当が変わることも、カウンセラーが間に入ることもありません。

旅行中でも受けられますか。日本に持ち帰れますか

DEAR韓医院のロゴが入った韓方薬のパウチがテーブルに並んでいる様子
院内で煎じた韓方薬は、一回分ずつパウチに詰めてお渡しします。

鍼は、来院したその日に受けられます。韓方薬も当日中の調製に対応していますので、短い滞在でも始められます。

日本の個人輸入の基準では、医薬品は種類によって「用法用量からみて1か月分以内」または「2か月分以内」が、輸入確認証なしで持ち込める量の目安とされています。DEARの韓方薬は約15日分ずつの処方なので、一回の処方はどちらの目安にも収まります。機内への持ち込み方は、ご利用の航空会社の案内をご確認ください。

帰国後も続けたい場合の受け取り方法(日本への発送を含む)は、初診のときにご相談ください。海外旅行保険の請求には、英文の診療確認書を発行できます。保険会社によって必要な書類が違うので、来院前に確認し、受付で最初にお知らせください。

経過の一例

3か月で、明け方のほてりと汗がほとんどなくなった例

40代後半・女性 · 明け方のほてりと発汗 · 月経周期の変化

初診時明け方、ほてりで目が覚める

顔と上半身に熱が上がって汗をかき、布団をはいではかけ直すことを繰り返すうちに、眠りが浅くなっていました。

確認したことほてりの出方と、月経周期の変化

最近変わった月経周期、日中にもくり返すほてり、明け方の汗の出方をあわせて確認しました。

3か月後急なほてり、顔の赤み、汗がほとんどなくなった

眠りがよくなり、明け方に出ていた指のむくみと関節の痛みも、一緒に楽になりました。

個人を特定できる情報は除いています。ご紹介したのは一人の方の経過で、結果には個人差があります。

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更年期は、閉経してからではありません

日本産科婦人科学会は、閉経をはさんだ前後5年ずつ、あわせて10年間を更年期としています。日本人女性の閉経は平均して50歳前後で、40代前半の方もいれば、50代後半の方もいます。

症状が続く長さも短くはありません。アメリカで1,449人の女性を追った研究では、ほてりや寝汗が続いた期間の中央値は7.4年でした。月経がまだ規則的なうちに症状が始まった人では、11.8年を超えていました。

「閉経すれば落ち着く」は間違いではありませんが、そこまでが長い方もいます。ほてりや夜中の目覚めが始まっているなら、治療を考えてよい時期です。

鍼は、ほてりに効くのか

アメリカで行われたランダム化比較試験では、1日4回以上のほてりや寝汗がある45〜60歳の女性209人が、6か月間に最大20回の鍼治療を受けました。

この試験は、一般の診療所に近いかたちで行われ、効果は数週間かけて積み上がりました。一回の鍼で判断せず、初診のときに通院の計画を一緒に立てるのはそのためです。

ホルモン補充療法を受けていても

ホルモン補充療法は、婦人科で処方・管理されるものです。受けているかどうか、いつから、どのくらいの量を使っているかを教えてください。それを踏まえて治療を組み立てます。ホルモン剤を使いたくない方、使えない方、すでに使っている方、どなたも同じ問診から始めます。

来院前にメモしておくと役立つこと

数日分のメモがあるだけで、初診の問診はずっと細かくなります。

ほてりや夜中の目覚めが始まっているなら、DMでご連絡ください。日本語で、私が直接お話を伺います。

DEAR韓医院へのアクセス

DEAR KOREAN MEDICINE CLINIC · SEOUL

DEAR韓医院
ソウル市瑞草区師任堂路143 3階 309・310号
江南駅5番出口から徒歩約10分・スターバックスと同じビル · +82-2-3486-1777
  • 月・火・水・金10:00–20:00
  • 昼休み13:00–14:00
  • 木14:00–20:00
  • 土10:00–15:00
  • 日休診

よくある質問

日本語で診察を受けられますか?

はい。キム・ミンジ院長が初診から日本語で直接診察しますので、通訳は不要です。

旅行中の短い滞在でも受けられますか?

はい。鍼は来院した日に受けられ、韓方薬も当日中の調製に対応しています(金曜日は煎じていません)。滞在日数は予約のときにお知らせください。

韓方薬を日本に持ち帰れますか?

日本の個人輸入の基準では、医薬品は種類によって「用法用量からみて1か月分以内」または「2か月分以内」が、輸入確認証なしで持ち込める量の目安とされています。DEARの韓方薬は約15日分ずつの処方です。帰国後に続ける場合の受け取り方法は、初診のときにご相談ください。

保険は使えますか?

韓国の国民健康保険に加入している方は、鍼・灸・吸玉が保険の対象です。旅行中の方は保険外になります。韓方薬は保険外で、料金は処方の前にご案内します。海外旅行保険の請求用に、英文の診療確認書を発行できます。

ホルモン補充療法を受けていても大丈夫ですか?

はい。受けているかどうか、いつから、どのくらいの量を使っているかを教えてください。それを踏まえて治療を組み立てます。

予約はどうすればよいですか?

予約優先制で診療しているため、ご来院前のご予約をおすすめします。InstagramのDM(@dearhani__)がもっとも確実です。お電話(+82-2-3486-1777)でも承っております。

参考資料

このコラムは一般的な健康情報であり、個別の診断や治療に代わるものではありません。結果には個人差があります。