「韓国 肌管理」と検索すると、毛穴、ダウンタイム、日本語対応、値段と、さまざまな言葉が一緒に並びます。同じ「肌管理」と呼ばれていても、その中身は、肌のどこを、どう変えたいのかによってずいぶん違ってきます。
気になる理由がひとつだけなら、評判のいい施術をひとつ選べば済むのかもしれません。けれども、まだ赤く腫れているニキビと、治ったあとに残った赤みや茶色い色、少しへこんだ跡が同じ頬に重なっているなら、話は少し変わります。色は色として、凹凸は凹凸として、効くものも、変わるまでにかかる時間も違うからです。限られた滞在のなかで受けるのであれば、施術の名前より先に、何から手をつけるかの順番を決めておくほうが、日数を無駄にせずにすみます。
ONE CHEEK, FOUR THINGS
「肌管理」で変えたいのは、色ですか、凹凸ですか
1234
- 赤く腫れたニキビ活動性のニキビ
毛穴の中の炎症が赤く盛り上がっている、今まさに進んでいるニキビです。この部分にはマイクロニードルを行いません。
鍼と薬鍼、圧出で、まず炎症を落ち着かせます。新しいニキビが減ってから、跡を扱う施術に進みます。
- 赤い跡炎症後紅斑
ニキビが治まったあとも、その場所に赤みが残っている状態です。時間とともに薄くなることもあれば、長く残ることもあります。
新しい炎症が減れば、跡はそれ以上増えません。赤みは鎮静アンプルと赤み用のLEDで一緒にケアし、薄くなっていく方向を目指します。
- 茶色い跡炎症後色素沈着
炎症のあとに色素が増え、茶色く残った部分です。肌の浅いところにあれば数か月から数年、深いところにあればさらに長く続きます。
いちばんゆっくり変わる跡なので、早く始めるほど有利です。マイクロニードルは、レーザーより施術後の色素沈着が少なく報告されている方法で、茶色い跡が残りやすい肌であれば、それに合わせて計画します。
- へこんだ跡萎縮性瘢痕
深かった炎症で真皮の組織が減り、へこんでしまった部分です。なだらかなローリング型、角ばったボックスカー型、細く深いアイスピック型に分かれます。
A-MTSでコラーゲンの再構築を助け、鍼で硬くなった線維組織をほぐし、アンプルと薬鍼を使います。深さと境目がやわらぎ、メイクや照明の下で目立ちにくくなる方向で、ローリング型と浅いボックスカー型はアイスピック型より反応しやすく、何回かに分けて行います。
AIで作成したイメージです。同じ写真のうち施術が届く部分だけを変え、腫れたニキビを先に落ち着かせてから、A-MTS(医療用マイクロニードル)とアンプルを何回か続けたときに目指す方向を描きました。変化の程度と速さは、肌の状態と回数によって異なります。2·4·6
同じ「ニキビ跡」という言葉でも、赤い跡は炎症が落ち着けば増えなくなり、茶色い跡はいちばんゆっくり薄くなり、へこんだ跡は何回かに分けてやわらげていきます。どれが中心にあるかによって、滞在中にできることも、次に来るときに続けることも変わってきます。
HOW WE COMBINE
DEARで組み合わせるもの
| 気になるもの | DEARで使うもの |
|---|---|
| 赤く腫れたニキビ | 鍼・薬鍼・圧出で炎症を落ち着かせます。炎症のない部分には、マイクロニードルや高周波を使うこともあります。 |
| 赤い跡・赤み | 鎮静アンプル、赤み用のLED、鎮静パック |
| 茶色い跡・くすみ | A-MTSと、再生・美白系のアンプル |
| へこんだ跡 | A-MTS、硬くなった線維組織をほぐす鍼、アンプル、薬鍼 |
| ハリ・きめ・左右差 | 微細電気刺激のあとの美容鍼、A-MTSとハリ・コラーゲン系のアンプル。必要に応じて埋線(糸を使う施術)や薬鍼を加えます。 |
A-MTSは医療用の自動マイクロニードルで、私が直接、部位ごとに0.5〜1.5mmの深さを調整して行います。アンプルは、再生・美白、ハリ・コラーゲン、炎症や赤みの鎮静、エクソソーム・ヒアルロン酸・ペプチドといった中から、肌を見ながらご相談して選びます。

エクソソームは、注射していません。A-MTSでつくった細い通り道から、アンプルと一緒に肌へ届ける方法です。
美容鍼は、微細電気刺激の物理療法のあとに行います。肌のトーンやハリ、左右差を見ながら、週に1〜3回をおすすめしています。滞在が短い場合は、その日数の中で回数を組み直します。
IN JAPANESE
相談も施術も、院長が日本語で
DEARには、相談を担当するカウンセラーがいません。初診も再診も、私が直接肌を見て、日本語でお話を伺い、施術まで行います。相談と診療には40分から1時間ほどかかります。
施術の名前を決めてから来ていただく必要はありません。気になる場所と、韓国にいる日数、帰国してからの予定を教えていただければ、そこから一緒に組み立てます。
SHORT STAY
ダウンタイムと、滞在中の日程
マイクロニードルの総説では、施術後の赤みや腫れは通常1〜3日ほどで引くとされています。1当日は赤みが出やすいので、帰国の前日や写真を撮る予定の直前は避け、到着してから早めの日に受けていただくと、帰るまでに肌が落ち着く時間を取りやすくなります。
鎮静パックとLEDで落ち着かせてからお帰りいただきます。
赤みや腫れは、この間に通常は引いていきます。
大切な予定は、この期間のあとに置くと安心です。
日数は一般的な目安です。深さや肌の状態に合わせて、相談のときにご案内します。
へこんだ跡は、何回かに分けて行います。次に韓国へ来る予定がある方は、それもお知らせください。回数と間隔を、その予定に合わせて組み立てます。DMでは、次のことを書いていただくと、初めの相談がずっと細かくなります。
- 韓国に着く日と、帰る日
- 写真を撮る予定や、大切な行事の日
- いちばん気になる場所(できれば写真も)
- 今使っている薬と化粧品
- 茶色い跡が残りやすいかどうか
UNDER THE SKIN
肌の中では、何が起きているのか
マイクロニードルは、細い針で肌にごく小さな傷をつくり、それを治そうとする肌の働きを利用する方法です。総説では、針がつくった微細な通り道をふさぐ過程で新しいコラーゲンがつくられ、組織が組み直されることが、この方法のしくみとして整理されています。1へこんだニキビ跡にマイクロニードルを用いた初期の報告も、このしくみの上に立っています。2
そう考えると、へこんだ跡に何回かの施術が要るのも、色の跡と同じ速さでは変わらないのも、説明がつきます。コラーゲンが組み直されるのは真皮の話で、一度の施術で終わる出来事ではありません。一方で、赤い跡は血管の広がりが、茶色い跡は色素が残ったもので、同じ「跡」でも起きている場所が違います。5·6へこみの形も一様ではなく、ローリング型・ボックスカー型・アイスピック型と分けて考えられてきました。4見分けることから始めるのは、そのためです。
WHAT THE STUDIES SHOW
研究は、どこまでを示しているのか
マイクロニードルとレーザーのどちらがよいのか、という問いには、一本の無作為化試験がかなり具体的な答えを出しています。
茶色い跡が残りやすい肌にとっては、この「色素沈着が少ない」という結果が、改善の大きさと同じくらい意味を持ちます。施術でできた新しい色が、もともとの跡に重なってしまっては元も子もないからです。
細かいしわやきめについては、顔の若返りを目的にマイクロニードルを行った21件、723人をまとめた系統的レビューがあります。評価のしかたが研究ごとに違うため、変化の大きさを一つの数字にまとめることはできませんでしたが、満足したと答えた人は83%で、多かった副作用は一時的な赤み(6.8%)でした。また、ほとんどの研究が複数回の施術で行われていました。7何回かに分けて組み立てるという考え方は、ここにもつながっています。
こうした研究を重ねると、マイクロニードルが何に向いていて、どのくらいの日数を見ておけばよいのかが見えてきます。そこから先、どの跡を、どの順番で、何回で扱うかは、肌を直接見てから決めることになります。韓国にいる日数を教えていただければ、その中でいちばん無理のない順番をご提案します。
DEAR KOREAN MEDICINE CLINIC · SEOUL
江南駅5番出口から徒歩約10分・スターバックスと同じビル · +82-2-3486-1777
- 月・火・水・金10:00–20:00
- 昼休み13:00–14:00
- 木14:00–20:00
- 土10:00–15:00
- 日休診
FAQ
よくある質問
日本語で相談できますか?
はい。キム・ミンジ院長が相談から施術まで日本語で直接行いますので、通訳は不要です。
ダウンタイムはどのくらいですか?
マイクロニードルのあとの赤みや腫れは、通常1〜3日ほどで引くとされています。帰国日や写真を撮る予定をお知らせいただければ、それに合わせて日程を組みます。
エクソソームは注射ですか?
いいえ。DEARではエクソソームを注射せず、A-MTS(医療用マイクロニードル)と一緒に肌へ届けます。
一回で終わりますか?
肌の状態によって変わります。へこんだ跡は何回かに分けて行います。次に韓国へ来る予定もお知らせいただければ、回数と間隔をその予定に合わせて組み立てます。
料金はどのくらいですか?保険は使えますか?
保険外の施術です。料金は施術の前にご案内し、日本の方も韓国の方も同じ料金です。
予約はどうすればよいですか?
予約優先制で診療しているため、ご来院前のご予約をおすすめします。InstagramのDM(@dearhani__)がもっとも確実です。お電話(+82-2-3486-1777)でも承っております。
参考資料
- Singh A, Yadav S. Microneedling: Advances and widening horizons. Indian Dermatol Online J. 2016;7(4):244–254.
- Majid I. Microneedling therapy in atrophic facial scars: an objective assessment. J Cutan Aesthet Surg. 2009;2(1):26–30.
- Cachafeiro T, et al. Comparison of Nonablative Fractional Erbium Laser 1,340 nm and Microneedling for the Treatment of Atrophic Acne Scars: A Randomized Clinical Trial. Dermatol Surg. 2016;42(2):232–241.
- Jacob CI, Dover JS, Kaminer MS. Acne scarring: a classification system and review of treatment options. J Am Acad Dermatol. 2001;45(1):109–117.
- Bae-Harboe YS, Graber EM. Easy as PIE (Postinflammatory Erythema). J Clin Aesthet Dermatol. 2013;6(9):46–47.
- Davis EC, Callender VD. Postinflammatory hyperpigmentation: a review of the epidemiology, clinical features, and treatment options in skin of color. J Clin Aesthet Dermatol. 2010;3(7):20–31.
- Foppiani JA, et al. Microneedling for Facial Rejuvenation: A Systematic Review. Aesthetic Plast Surg. 2025;49(17):4949–4960.
このコラムは一般的な健康情報であり、個別の診断や治療に代わるものではありません。結果には個人差があります。比較のイメージはAIで作成したもので、実際の患者さんの写真ではありません。
