RELIEF · カッピング

韓国のカッピング(吸い玉)、日本語で受けられるソウルの韓医院

カッピングは、当てる場所と時間で効き方が変わる治療です。どこに、何分当てるのかを、筋肉のこわばりと痛みの出方を見て決めます。韓国では韓医院のカッピングは韓医師が行う治療で、DEARでは私が日本語で直接担当します。

DEAR韓医院で使う透明なカッピングのカップが二つ、トレーに置かれている様子
DEAR韓医院で使っている透明なカッピングのカップ。

日本でも吸い玉として知られるカッピングは、スポーツ選手の背中に並んだ丸い跡で見覚えのある方もいるかもしれません。韓国では、韓医院のカッピングは韓医師が行う治療のひとつで、鍼やお灸と同じように、その人の体を見て場所と時間を決めます。DEARでは、診察から施術まで私が日本語で直接担当します。

カッピングがしていること

カッピングは、カップのなかを陰圧にして皮膚を吸い上げる治療です。皮膚から筋膜、筋肉のまわりの血の流れを増やし、こわばって張りついた筋膜をゆるめることを狙います。こったところや痛むところに当てると、そのまわりの巡りが良くなり、痛みがやわらぐのを助けます。

ただ、どの痛みにも同じように当てるわけではありません。筋肉の緊張やこりが強いとき、滞った血をともなう痛みがあるとき、スポーツや使いすぎで痛めたときとでは、当てる場所も、やり方も変わります。

DRY乾式

カップを当てて吸い上げ、そのまま数分おきます。いちばんよく知られたやり方です。

WET湿式

ごく少量の血を出してから、カップを当てます。滞った血をともなう痛みに用います。

SLIDING移動式

吸い上げたままカップを滑らせて、広い範囲の筋肉をゆるめます。

どのやり方を、どこに使うかは、痛みが長く続いて固まっているのか、むくみがあるのか、熱っぽさがあるのか、押すと痛むのかを確かめてから決めます。

何分当てるのか

カッピングでは、時間がとても大切です。ふつうは2〜10分ほど当てます。短すぎると十分な効果が出にくく、反対に長く当てすぎると、皮膚への刺激が強くなりすぎて、水ぶくれや傷ができやすくなります。

HOW LONG一回に当てる時間の目安は2〜10分
短すぎると巡りが十分に良くならず、効果が出にくくなります。
長すぎると皮膚への刺激が強すぎて、水ぶくれや傷の原因になります。

皮膚の状態や体の反応は人によって違うため、その日の様子を見て調整します。

強く、長く当てれば当てるほど効く、というものではありません。適切な場所に、適切な時間と強さで当てたときに、いちばん良い結果につながります。

丸い跡は、いつ消えるのか

カッピングのあとに残る丸い跡は、その場所の血の巡りの滞りと関係していて、一般に色が濃いほど滞りがあったと説明されます。ただ、跡の色だけで体の状態を決めつけるのではなく、その日の体を映したひとつの反応として受け止めてください。跡は2〜7日ほどで自然に薄れていきます。

DAY 0 – 7跡は、2〜7日ほどで自然に薄れていきます

色の濃さと消える早さは人によって違います。図は目安です。

旅行の途中で受ける場合は、この数日を予定のなかに置いておくと安心です。撮影や水着、肩の出る服の予定があれば、予約のときに日程をお知らせください。当てる場所と時期を一緒に考えます。

施術の当日、避けたいこと

カッピングのあとは、皮膚が刺激を受けたばかりの状態です。当日は、熱いお湯や長い入浴で刺激を重ねないように、ゆっくり休んでください。

当日は避ける
  • 大浴場・銭湯
  • チムジルバン・サウナ
  • プール
当日のおすすめ
  • 刺激を避けて、ゆっくり休む
  • 跡のところを強くこすらない
  • 気になることがあれば、DMでお知らせください

先にお知らせいただきたいこともあります。皮膚が敏感なところや傷のあるところ、炎症が強く出ているところには当てませんし、血管の病気がある方や、飲んでいる薬がある方は、その種類によって当て方を変えます。お薬は、名前と量を教えてください。

  • ソウルでの滞在日数と、来られる回数
  • 撮影や水着など、跡が気になる予定の日
  • 飲んでいる薬の名前と量
  • 皮膚が敏感なところ、傷のあるところ

DEARでのカッピングの流れ

カーテンで仕切られた個別のベッドと温熱ランプ、電気治療器のある施術スペース
カーテンで仕切られた施術スペース。

まず私が日本語で、どこがどう痛むのか、いつからか、一日のどの時間に重くなるのかを伺い、首や背中を実際に触って確かめます。

施術着に着替えたら、温熱と微弱電流でこわばったところをゆるめ、使い捨ての細い鍼で約15分置鍼します。

DEARでは、カッピングは鍼と組み合わせて使うことが多く、その日の体を見て、必要なところに加えます。旅行の方であれば、予約のときに伺った滞在日数のなかで、何を優先するかを先に決めておきます。

手のひらにのせた小さな透明のカッピングのカップ二つ
DEAR韓医院のカッピングのカップ。

カッピングは、韓国の健康保険の対象になっている治療です。韓国の健康保険に加入している方は保険が使え、国が定めた料金の30%です。旅行の方は保険外で、料金は施術の前にご案内します。保険外の料金は、国籍にかかわらず同じです。英文の診療確認書もお出しします。

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研究から言えること

カッピングの研究がもっとも積み重なっているのは、首や腰の痛みです。首の痛みについて18の無作為化試験をまとめた韓国の研究者のレビューでは、カッピングを受けた人は、受けなかった人に比べて痛みと首の動きがはっきり改善していて、副作用の報告は多くが軽く一時的なものでした。1腰痛でも、11の試験・921人をまとめた分析で、治療を続けている期間の痛みがはっきり軽くなり、薬と比べた試験ではカッピングの改善のほうが大きくなっていました。2首と腰という、旅の途中でも重くなりやすい場所で、受けている期間の痛みがはっきり軽くなる。そこまでは、自信をもってお伝えできます。

試験でのやり方を見ると、16の研究をまとめたレビューでは、平均で5回、一回にカップを当てる時間は約8分、間隔は3〜4日でした。3私が2〜10分を目安にしているのも、この範囲と重なります。数日おきに何回か重ねていくのが、試験で確かめられてきたやり方に近いということです。滞在が短い場合は、来られる回数のなかで何を優先するかを一緒に決めます。

韓国で報告された例をまとめたレビューでは、カッピングのトラブルはまれで、その多くは訓練を受けた施術者であれば避けられるものでした。4どこに、何分、どの強さで当てるのかを、韓医師が体を見て決める。その一つひとつが、安心して受けていただくための手順です。

どこに、どれくらいの時間当てるのかは、こりと痛みがどこから来ているのかで決まります。旅の一日を少し軽くしたいのか、長く続いてきた背中の重さを変えたいのか。日本語で伺って、一緒に決めましょう。

DEAR韓医院へのアクセス

DEAR KOREAN MEDICINE CLINIC · SEOUL

DEAR韓医院
ソウル市瑞草区師任堂路143 3階 309・310号
江南駅5番出口から徒歩約10分・スターバックスと同じビル · +82-2-3486-1777
  • 月・火・水・金10:00–20:00
  • 昼休み13:00–14:00
  • 木14:00–20:00
  • 土10:00–15:00
  • 日休診

よくある質問

カッピングは痛いですか?

吸い上げられるときに、皮膚が引っぱられるような感覚があります。強さはその場で調整しますので、つらいときはいつでもお伝えください。

跡はどれくらいで消えますか?

2〜7日ほどで自然に薄れていきます。色の濃さと消える早さには個人差があるため、撮影や水着の予定があれば、予約のときに日程をお知らせください。

施術の当日にお風呂に入ってもよいですか?

当日は、大浴場やチムジルバン、サウナ、プールは控え、肌に刺激を与えずにゆっくり休んでください。

鍼と一緒に受けられますか?

はい。DEARでは、温熱と微弱電流でほぐしてから置鍼し、その日の体を見て必要なところにカッピングを加えることが多いです。

旅行中でも受けられますか?

はい。予約のときに滞在日数と来られる回数を伺い、そのなかで何を優先するかを先に決めます。

保険は使えますか?

韓国の健康保険に加入している方は保険が使え、国が定めた料金の30%です。旅行の方は保険外で、料金は施術の前にご案内します。保険外の料金は、国籍にかかわらず同じです。英文の診療確認書もお出しします。

予約はどうすればよいですか?

予約優先制で診療しているため、ご来院前のご予約をおすすめします。InstagramのDM(@dearhani__)がもっとも確実です。お電話(+82-2-3486-1777)でも承っております。

参考資料

  1. Kim S, Lee SH, Kim MR, et al. Is cupping therapy effective in patients with neck pain? A systematic review and meta-analysis. BMJ Open. 2018;8(11):e021070.
  2. Zhang Z, Pasapula M, Wang Z, et al. The effectiveness of cupping therapy on low back pain: A systematic review and meta-analysis of randomized control trials. Complement Ther Med. 2024;80:103013.
  3. Moura CC, Chaves ÉCL, Cardoso ACLR, et al. Cupping therapy and chronic back pain: systematic review and meta-analysis. Rev Lat Am Enfermagem. 2018;26:e3094.
  4. Kim TH, Kim KH, Choi JY, Lee MS. Adverse events related to cupping therapy in studies conducted in Korea: A systematic review. Eur J Integr Med. 2014;6(4):434–440.
  5. 한의신문「부항술 1회용 부항컵 별도 산정」2022年1月28日(韓国の健康保険における乾式・湿式カッピングの給付項目).

このコラムは一般的な健康情報であり、個別の診断や治療に代わるものではありません。結果には個人差があります。